海外から日本に車を持ち帰る際の注意 その1
海外から車を日本に持ち込む際の輸入方法が2通りあるという話しは、
前回、書きましたが、
『車の引越し。海外からの引越し』を見る
車を日本に送る際に、
注意してほしい点の一つです。
『車の中に引越し荷物を積まないで下さい。』
車を送る際に、スペースたっぷりなので、荷物をたくさん積みたくなる気持ちは当然ですよね。
最悪、なくなっても良いような物とか、積み残したものとか・・いろいろね。
ですが、ですが、車は
空で送ってください。
まず、平気で盗まれます。オーディオがごっそり盗まれていたり (T_T)
トランクにあったCDチェンジャーが盗まれるなんて事は日常茶飯事。
(大袈裟ですが、タマにあります。)
いくら保険にはいっていてもです。ちなみに
船会社は補償しません。
日系の業者に頼んでいても、日本人の常識は通用しません。(^_^;)
最大の理由は、
通関の際に
大変になるからです。(こちらがメインの理由)
何の考えもなしに、
衣類を詰めた ボストンバックをひとつ、トランクに積みました。
コレが、通関の際には、
大変なことになります。
車ごと引越し荷物として、通関を切ってしまうと、
新規に排ガス検査を受けなければなりません。車は通常の商用貨物として通関を切ります。
税関検査で ボストンバックや積荷も検査対象です。
積荷の輸入品目の全リストを作らなければなりません。
ボストンバックの中身を一つ一つ広げて、税関職員に確認しながら、分類し、リストを作ります。
衣類も素材ごとに、輸入品目を分類したりします。
最終的に消費税を払うとしても高額品がなければ小額なので、その個々の高い安いは、
ひとまず置いておくとして、ボストンバックの中に下着とか入っているとさすがにお互い・・・
もし、車に家財道具の引越し荷物満載だったら、どういうことになるか想像下さい。
車を商業貨物として通関。積んである荷物を引越し貨物として通関。
このように分離して通関するには、ご本人にパスポートや滞在証明などをお持ちいただき、
税関検査&通関の際に、港にお越しいただいた上に、最初から最後まで同行してもらわなければなりません。帰国後の忙しいさなかにです。
時間も夕方5時までに終わらないと、特別開庁の時間外手当のような手数料を税関に取られたりします。
滅多にありませんが、税関や保税倉庫の関係で、一日で終わらない事もあるかもしれません。
東京や横浜にお住まいの方でしたらまだしも、
地方から来ていただいた場合、宿泊費までも必要かもしれません。
要は、
車は空で船に積んでくださ〜い。
さすがに、20年もこの仕事をしていますので、大抵の事を経験していますので、
多少のことには驚きませんし、もちろん最後まで、お付き合いします。
安心してお任せ下さい。(^_^)v
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